とある都市生活者の独白

東京に暮らす大学院生が思いつきでブログを書いています

社会

聞こえの良い言葉の背景にある不都合

最近スライドなどで発表を行う機会が多い。そうした場面において、世間の感情に訴えかける素敵な言葉は本当にウケが良いし、競争的資金の書類を書く時にもそういう言葉が求められているように思われる。だけれども、小難しく繊細な問題を「共感」「実践」「…

二値的思考について

突然、司馬遼太郎にかぶれた知り合いから「藩閥政治は実は色々良いこともしたから、今の政権も積極的にやれば良いと思う」というようなお話を1時間ほど聞かされて少しうんざりした。そのスノッブ精神に対してもだが、社会・経済・政治の状況がまるで異なる現…

プレミアムフライデーに関する素朴な疑問

昨日は喫茶店がいつもより混んでいた。噂の「プレミアムフライデー」で早々に退社した会社員が暇を持て余していた。学生身分である私は毎日がプレミアム (だと思われがち) なわけで直接は関係しないのだが、単純にイベントとして非常に興味深く思ったので、…

「昭和生まれにしか分からない」が分からない

どうでもよい話を長々と。インターネット上で「昭和生まれにしか分からない」「今の小学生は知らない」という文言を耳にするたびに違和感を覚えるので、その感覚をかなり主観的に掘り下げてみた。 www.buzzfeed.com 例えば、この記事とは違うソースだが、カ…